軒裏天井が、落ちてきた!?
投稿日:2020.02.03
おはようございます。
今日も、しっかりと頑張ります。
先日依頼をお受けしたお宅でのこと・・・
以前から気になっていたとのがこれ!?

軒裏天井の「シミ」・・・

よく見ると、いくつかの場所に同じような「シミ」があります。

そして、天井自体が外れかかっているところや

穴が開いてしまっている場所も、あります。
この原因はこれ・・・

瓦葺きの部分にある「谷板金」と呼ばれる部分・・・

瓦の形が変わっている、三角になっている部分に

このような「谷板金」が施工されております。
特に、瓦が高級な「陶器瓦」で施工されているお宅では
以前は「高級で耐久性がある、銅板」が使われておりました。
これは、最近分かったことなのですが「陶器瓦」の着色成分の
「釉薬」が、酸性雨によって溶かされ流れ出た成分が
銅板を溶かし、穴を開けてしまうのです・・・

信じられませんが、こんな感じに銅板を溶かし穴を開けます。

そして、その雨水が軒裏天井内部に入り
「シミ」となり、軒裏天井を腐らせていきます。
そして、いずれは建物内部に雨漏れとなる可能性があります。
そうなると白蟻の被害を受けたり、外壁まで影響を受ける。
そうなる前に、対策をしなければ・・・

とりあえずコーキングで仮補修をしていますが時間の問題。
無理のない、最善の提案が出来るように努めます。

宜しくお願い致します!!