コーキングの切れから「雨漏れ」
投稿日:2012.10.10
おはようございます。
今日も、良い天気です。
朝からは曇っていましたが、
やっと太陽が出て来ました。
今日は、先日伺ったお宅での事です。
ベランダの下の天井に「雨漏れ」の跡が
あったので、ちょっと見せてもらいました。
すると、原因はすぐに予想が付きます。
おそらく、ベランダ防水の施工が上手く
いっていないのか・・・・?
サッシ廻りのサイディングの「コーキング」が
劣化して、切れているのか・・・?
ベランダの防水の施工は問題ありません。
それでは・・・。
やっぱり「ここ」に問題がありました。
このお宅は、新築されてまだ5年弱・・・。
通常では、ありえない事です。
でも、コーキングの品質には問題がありません。
それでは、何処に問題があるのでしょうか・・?
おそらく「施工上」の問題です。
通常、サイディングのコーキングの場合
サイディングをカットした部分に付いている
「ホコリ」を、丁寧に「刷毛」などで清掃し
ゴミやホコリを取り除いて、コーキングが
付き易いように、「プライマー」と言う接着剤を
付け、コーキングを施工するのですが、おそらく
このお宅の施工では、その「ゴミやホコリ」を
取り除く作業が、なされてなかったのでしょう。
ホコリが付いたままの状態で、どれだけ良い
接着剤を付けても、接着は出来ません。
気になったので、他の所も見せてもらいました。
皆さんも、経験があられると思いますが
テープを張る時に「ホコリ」が付いた上から
張っても、付きませんよね・・・・?
おそらく、その状態だったと思われます。
もしくは、水に濡れた状態で接着しても
同様に接着する事は出来ません。
しばらくは、付いている様に見えますが
実際は、付いていないのです。
そこの隙間が原因で、水が浸入したのでしょう?
通常の壁だと、ほとんど解りません。
壁体内に水が浸入しても、外見からは
見えませんので・・・・?
今回は、たまたまベランダの下に部屋が無く
軒天の状態だったので、見えただけです。
でも、同じような施工をしてあるはずですので
壁体内には、凄い量の水が浸入しているでしょう・・。
家庭でよく使われる「輪ゴム」を思い浮かべて下さい。
新しいうちは伸び縮みがありますが、古くなると
「プチッ」と、切れてしまいますよね・・・?
それと同じ現象が、起こっているのです。
ましてや、外部での事ですので「雨ざらし・日ざらし」
の状態だと、劣化のスピードが速くなります。
通常10年~15年に1回は、コーキングを
打ち変える必要があります。
ですから、出来るだけ「雨ざらし・日ざらし」に
ならない様に、軒を出して雨や、日差しをさえぎる
必要があるのです。
でも、最近の新築住宅では「軒」の出幅が少なく
全くない家だって存在します。
是非、後々のメンテナンスをお考えになって
出来るだけ、軒の出幅が大きい計画をされます
事を、提案しています。
また、サイディングの貼り分けなども、最終的に
コーキングの数量が増えますので、メンテナンス
費用の増大に繋がりますので、避けられますことを
お薦め致しております。
新築の時や、リフォームの時は誰も教えて
くれませんよね・・・?こんなこと・・・。
後のメンテナンスで、儲けたい会社は
教えてくれるはずも、ありませんから・・・?
だって、何処の会社の「壁面の保証」は
良くて、「2年」しか付けていません。
本当ならば、「防水」の項目のはずですから
最低でも「5年」。本来「10年保証」して
もらいたい項目なのですが・・・?
貴方のお宅の「保証書」も、ご確認下さい。
そして、お知らせです!!
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